山木ボクシングジム(アルファボクシングジム)に所属していた、女子プロボクシング選手(プロボクサー)の半谷美里選手の現役時代の公式記録などを掲載します。なお、全国には本名である半谷美里と同姓同名の別人がいますので、混同しないように慎重に情報収集しています。
半谷美里選手の現役時代の略歴
半谷美里(はんや・みさと、Misato HAN-YA)選手は、女子プロボクシング(プロボクサー、C級ライセンス)の元選手です。
1987年(昭和62年)8月4日生まれ、しし座、現在の年齢は37歳です。神奈川県出身、身長161cm、体重53kg(現役当時)、日本映画学校俳優科卒業(専門学校卒)。
半谷美里選手は、プロボクサーになる前はアクション女優を目指し、神奈川県川崎市の専門学校「日本映画学校」(現在の日本映画大学)の俳優科に在籍し、2年間通っていました。その後、当時、東京の下北沢にあった女子ボクシングの名門「山木ボクシングジム」に所属し、プロボクサーとなりました。
デビュー戦では、アクション女優と女子プロボクサーの二足のわらじを履く選手(二刀流)として話題となりました。
- 2006年4月~2008年3月 日本映画学校俳優科(第21期生、2年制)
- 2009年3月13日 C級ライセンス・プロテスト合格
- 2011年11月~ 山木ジムがアルファジムに改称(現在は山木ジムに戻っている)
プロボクシング戦績
プロテスト合格後、JBC公式試合として4回戦を2試合戦いました。
年月日 | 結果 |
---|---|
2009年3月13日 | プロテスト合格 |
2010年9月22日 | vs 小笠原恵子(トクホン真闘) 53.0kg契約4回戦・デビュー戦 |
2012年2月21日 | vs 平安山裕子(平仲) スーパーフライ級4回戦 |
2009年3月13日 プロテスト合格
半谷美里選手は、山木ボクシングジム所属選手として、日本ボクシングコミッション(JBC)のボクサーライセンス取得のためのプロテスト(東京地区C級女子)を、2009年3月13日に受験して合格しました。これにより、4回戦(4ラウンド制の試合)に出場することのできるC級ライセンスを取得しました。
プロテスト合格時の階級はフェザー級(Fe)でした。ちなみに、プロボクシングのフェザー級の契約体重は122~126ポンド(55.338~57.153kg)です。
2010年9月22日 デビュー戦
2010年9月22日に、後楽園ホールで開催されたプロボクシング興行「トクホンダッシュエアロ第2弾」で、トクホン真闘ボクシングジム所属の小笠原恵子選手と対戦しました。
対戦相手の小笠原選手はもともとフライ級(リミット50.80kg)の選手であり、半谷美里選手のプロテスト合格時のフェザー級より4階級も下の選手だったため、その中間のバンタム級相当の53.0kgキャッチウェイトの契約で行われました。
- 試合日:2010年9月22日(水)
- 興行名:「トクホンダッシュエアロ第2弾」第3試合
- 契約ウェイト:キャッチウェイト53.0kg契約・4回戦
- 赤:半谷美里(山木)デビュー戦
- 青:小笠原恵子(トクホン真闘)1戦1勝(1KO)
- 会場:東京・後楽園ホール
- 主催:トクホン真闘ボクシングジム
試合はフルラウンドの末に、0-2(38-39、38-39、38-38)の判定で敗戦。この結果、半谷美里選手の戦績は1戦1敗となりました。
この試合の映像はYoutubeに公開されています。
2012年2月21日 第2戦
半谷美里選手が所属していた山木ボクシングジムは、2011年11月、ジムを荒川区東日暮里に移転するとともに、ジム名の命名権をスポンサーの不動産仲介業アルファ・ホームズに売却し、「アルファボクシングジム」に変更しました。
半谷美里選手はアルファボクシングジム所属選手として、2012年2月21日に、デビュー戦から1年半あけて、同じ後楽園ホールで平仲ボクシングスクールジム所属の平安山裕子(へんざんゆうこ)選手と対戦しました。
平安山裕子選手はこの試合までは勝ち星がありませんでしたが、その後、2018年に第5代OPBF東洋太平洋女子バンタム級チャンピオンとなります。
- 試合日:2012年2月21日(火)
- 興行名:「トゥモローズ チャンピオン Vol.27」第1試合
- 契約ウェイト:スーパーフライ級(リミット52.163kg)・4回戦
- 赤:半谷美里(アルファ)1戦1敗
- 青:平安山裕子(平仲)4戦3敗1分
- 会場:東京・後楽園ホール
- 主催:石川ボクシングジム立川
この試合は、4Rの序盤に平安山裕子選手のパンチがクリーンヒットし、半谷美里選手が2度のダウンをしたため、4R1分15秒、KO負けとなりました(当時、4回戦は2ノックダウン制)。この結果、半谷美里選手の戦績は2戦2敗となりました。
アスリート引退後の女優活動について
半谷美里選手は現役引退後、ボクシングの経験を活かして、2012年8月に女優としてデビューし、芸名を「高梨エリカ(たかなしえりか)」「藤崎紗奈恵」「サンダー紗奈恵」「あゆむ」「栗田愛子」と変えながら活躍しました。
このほか、アクション女優としてホラー映画に出演したり、一般女性(OL)として就職したり、美容関係の事業をしたり、弾き語りをしたりとさまざまな活動をされているようですが、女子アスリート研究の目的から外れるので、プライバシー保護の観点から詳細については触れないこととします。
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