シスメックス女子陸上競技部に所属していた元陸上選手の大久保美里選手の現役時代の公式記録などを掲載します。全国には本名である大久保美里と同姓同名の別人がいます(同姓同名の大久保美里選手や浅倉陽菜選手がいることを確認しています)ので、混同しないように慎重に情報収集しています。
大久保美里選手の現役時代の略歴
大久保美里(おおくぼ・みさと、Misato OKUBO)選手は、女子陸上競技(中距離走、長距離走、マラソン、駅伝)の元選手です。
1994年(平成6年)6月18日生まれ、ふたご座、現在の年齢は30歳です。宮城県出身、柴田町立船迫中学校、聖和学園高等学校卒業。
2013年4月にシスメックス女子陸上競技部に入部。2014年12月末で退部し、2015年1月にはシスメックスの公式サイトからも大久保美里選手の情報が削除されました。
- 2007年4月~2010年3月 柴田町立船迫中学校
- 2010年4月~2013年3月 聖和学園高等学校(陸上競技部)
- 2013年4月~2014年12月 シスメックス女子陸上競技部
ちなみに、大久保美里選手の父・大久保初男さんは大東文化大学出身で箱根駅伝に4年連続出場(1974年~77年)で、4年連続5区区間賞(区間新記録2回、総合優勝2回、元祖”山の神”)。大久保美里選手の2学年下の弟・大久保陸人さんも大東文化大学出身(長距離)。
学生時代の主な競技会成績
年月日 | 競技会・記録 |
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2009年7月20日 | 第58回 宮城県中学校総合体育大会陸上競技大会 800m 2分26秒86 |
2011年9月30日 | 第16回 東北高等学校新人陸上競技大会 女子 1500m 予選2組 4分51秒87(7位) |
2011年10月1日 | 第16回 東北高等学校新人陸上競技大会 女子 3000m 9分59秒52(16位) |
2012年6月18日 | 第67回 東北高等学校陸上競技大会 女子 3000m 9分56秒33(16位) |
2012年12月2日 | 平成24年度 全国都道府県対抗駅伝競走大会宮城県代表候補選手選考会 高校・一般女子 5000m 17分21秒42(8位) |
実業団時代の主な競技会成績
2013年9月21日、第61回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会では3000m自己新記録で7位入賞しました。
年月日 | 競技会・記録 |
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2013年5月18日 | 第57回 関西実業団陸上競技選手権大会 女子ジュニア 3000m 9分39秒73(3位) |
2013年5月19日 | 第57回 関西実業団陸上競技選手権大会 女子ジュニア 1500m 4分34秒59(4位、自己新) |
2013年9月21日 | 第61回 全日本実業団対抗陸上競技選手権大会 女子ジュニア 3000m 9分22秒87(7位、自己新) |
2014年5月17日 | 第58回 関西実業団陸上競技選手権大会 女子ジュニア 3000m 9分53秒49(7位) |
2014年5月18日 | 第58回 関西実業団陸上競技選手権大会 女子ジュニア 1500m 4分34秒53(4位) |
2014年6月14日 | 2014 関西実業団陸上競技連盟記録会 女子 3000m 9分41秒92(4位) |
2014年7月2日 | ホクレンディスタンスチャレンジ2014第3戦北見大会 女子 3000m B 9分48秒20(28位) |
2014年7月6日 | ホクレンディスタンスチャレンジ2014第4戦網走大会 女子 5000m C 17分00秒20(23位) |
駅伝メンバーとしての主な競技会成績
宮城県代表、シスメックス(兵庫)の駅伝メンバーに選ばれました。
年月日 | 競技会・記録 |
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2011年11月13日 | 第27回 東日本女子駅伝競走大会 宮城県代表 6区 13分46秒(区間12位、総合10位) |
2012年1月15日 | 第30回 皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 宮城県代表 6区 13分41秒(区間26位、総合26位) |
2012年11月11日 | 第27回 東日本女子駅伝競走大会 宮城県代表 6区 13分33秒(区間10位、総合12位) |
2013年1月13日 | 第31回 皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 宮城県代表 6区 13分36秒(区間19位、総合39位) |
2013年10月27日 | 第33回 実業団女子駅伝西日本大会 シスメックス 2区 11分48秒(区間12位、総合8位) |
2013年11月10日 | 第29回 東日本女子駅伝競走大会 宮城県代表 2区 13分50秒(区間18位、総合15位) |
2014年1月12日 | 第32回 皇后盃 全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 宮城県代表 2区 13分52秒(区間44位、総合38位) |
2014年10月26日 | 第34回 実業団女子駅伝西日本大会 シスメックス 6区 22分32秒(区間12位、総合10位) |
2014年11月9日 | 第30回 FUKUIスーパーレディス駅伝2014 シスメックス 2区 9分53秒(区間12位、総合11位) |
2014年12月14日 | 第34回 全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝) シスメックス 4区 13分59秒(区間26位、総合DQ・TE) |
2014クイーンズ駅伝失格事件と退団
2014年12月14日の第34回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)は、大久保美里選手の出身地である宮城県で開催されました。大久保選手はクイーンズ駅伝初出場でした。
しかし、4区の大久保選手がレース途中で体調が悪くなり、何度も転倒してしまいました。中継ライン上で5区の走者に襷を渡すことができましたが、大久保選手の身体(トルソー)が中継ラインに到達する前に襷の受け渡しをしていたと判定され、失格とされました(正確には、倒れながら左手で中継ラインを触っていたが、胴体がラインを越えていなかった)。
中継した第4中継所は大久保選手の出身校である聖和学園高等学校前でした。
4区の大久保選手の区間記録は残り、5区の大貫真実選手が区間失格、チームの総合成績としても失格となりました。
初めての出場となるクイーンズ駅伝は、私の出身である宮城県での開催ということもあり、高校時代の恩師や友人、会社の方などたくさんの関係者に応援してもらいました。この応援くださる方々へ感謝する気持を持って走ったのですが、レース途中で体調が悪くなり意識も薄れ脚も上がらず何度も転倒してしまいました。でも、襷だけは繋ぎたかったので残りの力を出し、何とか次の走者に渡すことができましたが、中継ラインを越える前に渡していたようで失格となってしまいました。このような結果になってしまい悔いと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。寒い中、応援に来てくださった方々に感謝しています。
シスメックス女子陸上競技部公式サイト・大久保美里選手コメント
その直後にシスメックスを退団しました(クイーンズ駅伝が原因かどうかは不明で、出場前にすでに退団が決まっていたとの情報あり)。
引退後の女優活動について
大久保美里選手は現役引退後、2009年12月11日に女優としてデビューし、芸名を「浅倉陽菜」としました。
補足
上記の画像のうち現役時代の写真は、シスメックス女子陸上競技部公式サイトから引用しています(Copyright (C) Sysmex Corporation)。