女子選手の身体的特徴

筋トレ女子・女子ボディメイク選手の身体的特徴に関する研究【筋肉女子】

筋トレ女子Muscle training girls)、女子ボディメイク選手Female Bodybuilder)は、筋力トレーニング(筋トレ)に積極的に取り組んでいる女子のことです。健康や美容、体力づくり、ボディメイク、ダイエットなどさまざまな目的で筋トレを生活の一部として取り入れています。

筋トレ女子の活動内容

筋トレ女子は、単なるトレーニングにとどまらず、美と健康のための自己管理・表現・発信まで含まれるライフスタイル全体にわたって意識が高く、行動力にあふれた人が多く見られます。

ジム通い

週2~5回ほどのジム通い(パーソナル or セルフトレーニング)が一般的。

トレーニング内容は、スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどのフリーウエイト系が中心になることもあります。筋肥大・引き締め・体力向上など、目的に応じたメニューを実践。

「筋トレ女子会」や合同トレーニング会など、ジム仲間とのつながりを大切にする傾向があり、トレーニングのモチベーションを保つため、SNSやオフ会で刺激を受け合う人も多いです。

食事管理

筋肉を育てるには食事も重要と理解しており、高たんぱく・低脂質などの食事を習慣化しています。カロリーや栄養素をアプリで記録し、プロテインやサプリメントを活用する人も多いです。

筋トレ女子インフルエンサーとしてSNSでの発信(インスタ・YouTube・TikTokなど)し、食事管理、筋トレメニュー、体の変化などをビフォーアフターで共有している人もいます。スポーツブラやレギンスなど機能性と見た目を両立させたウェアを着て、筋肉自慢をする筋トレ女子もいます。

日本国内の主なボディメイク大会

日本国内で活躍する女子ボディメイク選手は、年々増加しており、各種大会で素晴らしい成果を収めています。ベストボディ・ジャパン、FWJ、JBBFなどの大会出場を目指す人も増加中で、大会に向けて減量期・増量期を戦略的に管理し、ポージングやステージパフォーマンスも練習しています。

主なボディメイク大会注目選手の例
ベストボディ・ジャパン(BBJ)
健康的な美しさを競う大会で、年齢別にクラスが分かれています。
長島 実咲:2023年東京大会ガールズクラス(18歳〜29歳)で1位を獲得。
山田 有香:同大会レディースクラス(30歳〜39歳)で1位。
松尾 郁里:2023年長崎大会レディースクラスで優勝。
那須 幸乃:2023年那覇大会レディースクラスで1位。
モデルジャパン(MJ)
モデルとしてのスタイルや表現力を競う大会です。
深沢 朱音:2023年モデルジャパン日本大会で総合グランプリを受賞。
日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催大会
筋肉美やフィットネスレベルを競う伝統ある大会です。
荻島 順子:2023年日本女子フィジーク選手権大会で初優勝。55歳での快挙が話題となりました。
矢野 かずみ:ボディフィットネス部門で活躍。
椎名 智香子:ミスフィットネス部門で注目されています。

筋トレ女子の身体的特徴(全体)

筋トレ女子は、筋トレによって得られる引き締まったシルエットと健康的な魅力が大きなポイントです。

ボディライン脂肪が少なく、筋肉でしなやかに整った体型
「ガリガリでもムキムキでもない」バランスの取れた美しさが特徴
背中の筋肉(広背筋・脊柱起立筋)や腹横筋が鍛えられ、自然と背筋が伸びる
猫背や巻き肩が改善され、立ち姿や歩き方が美しく見える
ウエスト腹筋や体幹トレーニングによって、お腹まわりがすっきり
体脂肪率が適度に下がることで、くびれがはっきりと見える
ヒップアップした尻スクワット・ヒップスラストなどでお尻の筋肉(大臀筋・中臀筋)が発達
垂れにくく、丸く立体的なヒップライン
美脚太もも・ふくらはぎが整っている
筋肉がバランスよく付き、むくみにくい脚
外側に張りすぎず、内転筋やハムストリングスを意識した細身の美脚
二の腕ダンベルや自重で上腕三頭筋を鍛えることで、振袖肉が目立たない
ノースリーブが似合う体型に
健康的な肌・血色運動による血行促進や代謝アップで、肌が明るく見えやすい
筋トレと食事管理の相乗効果で肌荒れが改善される人も多い

筋トレ女子は、鍛えた筋肉によって「美しさ」と「健康的な力強さ」を両立しているのが特徴です。
ただ細いだけではなく、メリハリのある身体と自信に満ちた姿勢が、周囲からの好印象にもつながります。

筋トレ女子のバストの特徴

筋トレ女子のバストは、「筋肉による土台の安定」と「体脂肪とのバランス」によって個人差が出やすい部分ですが、「自然な形をキープしつつ、筋肉で引き締められた印象」が特徴です。ボリュームに過度にこだわるよりも、形・位置・姿勢による美しさを重視する人が多く見られます。

健康的なバストの印象

バスト周りの余分な脂肪やたるみが減り、ラインがシャープに見えます。体脂肪が大きく減る場合は、バストのボリュームが小さくなる人もいます。

胸の土台である大胸筋が鍛えられることで、胸自体の位置が「高く」「しっかり支えられた」印象になります。また、横に流れやすい脂肪も、筋肉の土台があることで中央に寄りやすくなります。背中や体幹のトレーニングにより、胸が張れる姿勢になり、バストが自然に前に出ることで、結果として、「バストが小さくなったのに見た目は良くなった」と感じる人も多いです。

バストが小さくても、筋肉の支えによって形状が安定し、健康的なバストの印象を保っています。

筋トレ女子が抱えがちなバストの悩み

大胸筋を鍛えすぎると筋肉が発達しすぎてバストが硬く見え、「胸が平らに見える」「スポーツブラが似合いづらくなる」と感じる人がいます。

また、トレーニングで引き締まっても、バストが小さくなったように見えることを悩む筋トレ女子もいます。本人はバストよりも健康・筋肉・姿勢の美しさを重視していても、「もっと胸があった方がいい」と言われるなど、外見への意見にストレスを感じることもあります。

筋肉の発達度合いや姿勢により、左右の形や位置に差が出ることもあります。「アンダーはしっかりしているけどカップが小さい」「逆にカップはあるけどズレやすい」など、トレーニング女子ならではの体型に合うスポーツブラが少なく、スポーツブラのサイズ選びに苦労しているようです。

自分の体型に合ったスポーツブラを探し、必要に応じて美容や補整下着と併用して、自信をキープする工夫も必要です。

筋トレ女子の下半身の特徴

筋トレ女子の下半身は、トレーニングの成果が最も現れやすい部位のひとつであり、「女性らしさ」と「筋肉の引き締まり」が共存した機能的な美しさが特徴です。ヒップアップ・美脚・骨盤の安定まで、下半身トレーニングは全身の印象に大きく貢献しています。

立ち姿やフォームに安定感があり、スポーティかつ美しい雰囲気があります。

部位特徴
太もも大腿四頭筋(前側)とハムストリングス(後側)がよく発達。特に短距離・スクワット、ランジ、レッグプレスなどの種目で大腿四頭筋・ハムストリングスが鍛えられている
余分な脂肪が少なく、スリムかつ立体感のある太もも
前ももが張りすぎないよう、裏ももや内ももとのバランスを重視する人が多い
ヒップ大臀筋、中臀筋を中心に鍛えることで、ヒップアップ効果が顕著
お尻の位置が高く、パンツスタイルでも「映える」ヒップライン
股関節周辺やインナーマッスルを鍛えることで、骨盤のゆがみや前傾後傾が改善
血流が良い筋ポンプ作用で血流が促進され、脚のだるさやむくみが軽減
代謝が高く、脂肪がつきにくい体質になる
足首・ふくらはぎ過剰に筋肥大させず、しなやかで引き締まったラインを意識
トレーニング後のストレッチやマッサージもルーティンにしている人が多い
足の形扁平足にならないよう、アーチ(土踏まず)がしっかりしている選手が多い。つま先を意識して走るため足先まで機能的。

筋トレ女子の尻

筋トレ女子の臀部(お尻)の特徴は、「丸く立体的で位置が高く、引き締まっている」という点に集約されます。トレーニングによって筋肉(主に大臀筋・中臀筋)を発達させることで、脂肪だけのお尻とは異なる、機能的かつ審美的なヒップラインが形成されます。

臀部に関わる主な筋肉

大臀筋をしっかり鍛えることで、横から見て丸く高い形状になります。中臀筋が発達し、側面の張りが出ることで、正面や後ろからも立体的な印象になります。腰回り(ウエスト〜ヒップ)のくびれが強調され、ヒップと太ももの境界線(アウトライン)がくっきり見えるため、美しいくびれや「S字ライン」が形成されやすくなります。

  • 大臀筋(だいでんきん):ヒップの厚み・奥行きを作る
  • 中臀筋(ちゅうでんきん):横幅の丸み・骨盤の安定
  • ハムストリングス:下からの支え、下尻の境界線を整える

臀部の硬さや感触

筋トレ女子の臀部(お尻)は、けっして「硬いだけのお尻」ではありません。大臀筋や中臀筋がしっかり鍛えられているため、お尻の内部には筋肉の張り・密度感がありますが、脂肪が完全になくなるわけではないため、外側は柔らかさもあり、触ると弾むような感触があります。トレーニングをしていても、体脂肪率が極端に低くなければ柔らかさも保たれます。

一般的な脂肪メインの「やわらかいお尻」はふにゃっとした質感がありますが、筋トレ女子はキュッと引き締まり、形が保たれています。筋肉で厚みが出ているため、ゴツゴツした感じや骨の当たりは少なく、「締まっているけど女性らしさがある」と感じられるケースが多いです。

座っているときやリラックスしているときは、思ったより柔らかいという印象を受けることもあります。触れたときに「筋肉を感じるけど女性らしい」と評されることが多く、美しさと機能性を兼ね備えたヒップといえます。

筋トレ女子の恋愛事情

筋トレ女子の恋愛事情は個人差はありますが、筋トレというライフスタイルに根ざした恋愛観が見られることが多いです。

恋愛も意識が高い

トレーニングや食事管理を日常に取り入れているため、自立心が強く、恋愛でも自分のペースや価値観を大切にします。一方的に尽くすより、対等な関係やパートナーシップを重視する傾向があります。

外見の良さよりも、メンタルの強さや行動力に惹かれ、見た目より「尊敬できるか」を重視する人も多いです。自分をしっかり持っているからこそ、依存しない、尊敬し合える恋愛を求める傾向があります。

筋トレ女子は本能的に異性の身体を求めると思われがちですが、それは誤りです。自分の身体に対する意識が高く、パートナーにも誠実さや信頼関係を求める傾向があり、性的な行為に対しても、「本能的」というよりは健全な関係性の中で楽しみたいという価値観を持つ人が多いです。

筋トレ女子の性欲

筋トレ、とくに下半身の大きな筋群を使うトレーニングは、テストステロンや成長ホルモンの分泌を促進し、性欲や性的な反応性が高まることがあります。筋トレ女子は「自分の身体に対する満足感」が高まる傾向があり、パートナーとの親密な関係性でもより前向きに反応しやすくなる場合があります。

また、スクワットやヒップリフトなどで骨盤底筋群や臀部・内腿が鍛えられると、骨盤内や女性器周辺の血流や神経の働きが活性化されます。その結果、性的な感覚や性感帯の感度が高まりやすくなると考えられています。

筋トレはストレスを軽減し、副交感神経の働きを高めるため、リラックス状態をつくりやすく、性的快感の感受性を高めます。ただし、筋トレをしていても、ストレスや極端な食事制限があると性欲や感度の低下、女性器の潤い不足などの問題につながる可能性もあるため、健康的なバランスが重要です。